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 学校法人「加計学園」が運営する千葉科学大(千葉県銚子市)で名誉客員教授を務める萩生田光一・官房副長官が、官房副長官就任時から今年6月まで、「大臣規範」で定められた兼職の届け出をしていなかったことがわかった。野党議員からこの点を問う質問主意書が出された6月2日に、届け出を提出したという。

 大臣規範は、大臣のほか官房副長官を含む副大臣や政務官に対し、営利企業の役職員の兼職を禁じるほか、報酬のない名誉職などを兼職する場合は届け出ることを義務づけている。

 萩生田氏の国会答弁や事務所などによると、萩生田氏は2010年に月10万円の報酬がある千葉科学大の客員教授に、12年12月以降は無報酬の名誉客員教授になった。15年10月に官房副長官に就いたが、大臣規範に基づく届け出は6月2日までしていなかった。

 萩生田氏は、加計学園の獣医学部新設をめぐる問題への関与が国会でも指摘されている。萩生田氏の届け出と同日の質問主意書に対し、政府は6月13日、「届け出が行われている」と回答した。萩生田氏の事務所は「内閣総務官室に問い合わせたところ、届け出は必要ないということだった。違反だとは考えていない」としている。