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 細い体のどこから不屈の闘志が生まれてきたのか。繰り返し弾圧を受けながら、中国民主化への道を照らし続けた作家で人権活動家の劉暁波(リウシアオポー)氏(61)が13日、亡くなった。その思想と行動は、志を同じくする多くの仲間たちに影響を与え続けている。

 劉氏の名が多くの人に知られることになったのは、1989年に北京の天安門広場で起きた民主化運動だ。米国での研究を中断してかけつけ、学生らと一緒にハンガーストライキに加わり、指揮を執った。

 「多くの知識人が尻込みするなか、すぐに参加すると決めたのが彼だった」

 行動をともにしていた北京の書店経営者、劉蘇里さん(56)は振り返る。30代と若く、勇敢で論客として頭角を現していた劉氏はリーダーに適任だった。

 劉氏が一貫してこだわったのは、非暴力の抵抗だった。混乱と緊張の中、学生がどこかから銃を入手してきたとき、劉氏は取り上げてその場で壊した。棒を持つことさえ許さなかった。

 劉蘇里さんによると、劉氏は学生に向かって、「恨みを捨てよう。恨みは私たちの心をむしばむ。私たちに敵はいない。理性的に対話しよう」と訴え続けたという。

 08年に共産党独裁の放棄や三権分立などを訴えた「08憲章」は実は、最初に動き出したのは劉氏ではなかった。だが、最後には中心人物になっていた。劉蘇里さんはこんな言葉を聞いた。

 「僕は政治家でもないし、政治は苦手。政治なんかやりたくないんだよ」

 文学や映画、詩を愛し、周囲に…

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