[PR]

 稲沢市祖父江地区で8日夜、稲の害虫を追い払う伝統行事「祖父江の虫送り」があった。住民らがたいまつを掲げて田んぼ道を練り歩いた。

 源平合戦で稲の切り株につまずき、敵に討たれて害虫になったとされる平家の武将・斎藤別当実盛(さいとうべっとうさねもり)の怨念を鎮めるために始まったとの言い伝えがある。祖父江地区では、麦ワラで大きなサネモリ人形を作るのが特徴で、県無形民俗文化財に指定されている。

 サネモリ人形を先頭に住民らの行列が鐘や太鼓を打ち鳴らして進み、最後は燃え盛る火の中に人形を投げ入れて豊作を祈った。