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 西日本高速道路(NEXCO西日本)が、2015年2月に自殺した男性社員(当時34)に違法な長時間労働をさせていたとして、神戸西労働基準監督署が同社と役員ら7人を労働基準法違反の疑いで書類送検していたことが遺族の代理人弁護士への取材でわかった。送検は6月23日付。

 代理人弁護士によると、男性は14年10月、関西支社第二神明道路事務所(神戸市)に異動し、経験がなかった道路補修工事の施工管理を担当。遺族側が勤務記録などを調べた結果、時間外労働は同12月までに毎月150時間以上に達していた。夜間工事の監督業務のため、未明に退勤して8分後に出勤した記録もあったという。

 男性はうつ病を発症して15年2月に自殺。同労基署は同12月に労災認定した。遺族は今年2月、社員への安全配慮を怠ったとして役員ら8人を業務上過失致死容疑で神戸地検に刑事告訴している。

 西日本高速道路は書類送検されたことを認め、「このようなことが二度と起こらないよう労働時間の正確な把握の徹底を会社全体で進めている。捜査に全面的に協力していく」とのコメントを出した。