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 兵庫県伊丹市に移転した東洋ゴム工業の本社が、報道陣に公開された。免震ゴムの性能偽装問題で指摘された縦割り意識の改善をめざし、様々な部署の社員が集まりやすい開放的な打ち合わせスペースも置いた。

 5月に業務を始めた新しい社屋は、地上6階建てで延べ約8千平方メートル。4~6階部分はタイヤを模した円柱形にした。約300人が働く。

 吹き抜けの4階中央部分に置いた打ち合わせスペースは、様々な部署の社員が顔を合わせて話し合うために設けた。樹液を採取した後のゴムの木を再利用してつくった机も使う。

 新社屋には創業70周年の2015年夏に移転する計画だったが、同年3月に免震ゴム問題が発覚。偽装品の交換作業を優先するとして延期していた。新社屋にも偽装品が使われており、同社は他の交換作業が完了した後に交換する考えだ。(新田哲史)