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 動物は、自然の大災害を予知できるか? 古くから科学者たちを惑わせてきたこの問いは、今日も地震が起きるたびに、湧きあがってくる。イタリアでは2016年に立て続けに大地震が起きた。そのさなかに、ドイツの動物学者、マックス・プランク鳥類学研究所長のマーティン・ウィケルスキーは、中部の農村地方に駆けつけた。そこで、高性能センサーを利用して多くの動物の行動を調べた。動物の、「虫の知らせ」は果たして実証されたか?

 ウィケルスキーが、マルケ州ピエーベ・トリーナで調査を始めたのは同年10月だった。ある牧場にでくわし、飼育されている動物にタグ(無線発信機)をつけて行動を追った。もし、地震が起きる前にその行動に変化が出て、特定の動きをみせるようになれば、「早期警戒システム」として活用できるのではないか。そうすれば、多くの人間の命をも救うことができるかもしれない。17年春のある朝、牧場に戻って、動物の行動調査の結果を分析した。

 「おー、何か本当にありそうだ」。牧場の片隅に置いた車の、ボンネットに取り出したコンピューターの画面を眺めて、ウィケルスキーは興奮した。車内は機器類でごちゃごちゃしている。

 イタリアで、最近発生した一連…

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