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 「日本一危険な滑り台」としてテレビなどで紹介され、一時使用禁止となった愛媛県今治市朝倉下の「朝倉緑のふるさと公園」の滑り台(長さ約60メートル)が、再び使用禁止になった。4月に男児がけがをする事故があったためで、管理する市は「構造上の問題はないが、追加の安全対策を検討している」としている。

 市によると、4月23日に2歳男児が親族の未成年女性に抱かれて滑った際、カーブでバランスが崩れ、男児が金属パイプ製の転落防止柵に額をぶつけ、10針を縫うけがを負った。女性は男児を抱えていて両手が使えず、滑る速度を落としにくかったらしい。市は翌24日から使用を禁止している。

 滑り台のそばには、小さな子どもによる使用禁止など、滑る時の注意事項を記した看板が立っているが、「2人一緒の使用禁止」とは書かれていない。市によると、遊具の安全確保をする「日本公園施設業協会」の安全基準は満たしているという。

 この滑り台は昨年、猛スピードで滑る動画がネットやテレビで流れ、「日本一危険な滑り台」と紹介された。市は昨年9月23日に使用を一時禁止。注意喚起の看板を増やし、歩道と滑り台の降り口との間に生け垣を設けて、同10月14日に使用を再開していた。(直井政夫)