【動画】「久多の花笠踊」に向けた歌の練習会。太鼓の音に合わせて歌い、歌詞や節を確認する=福野聡子撮影
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 京都市最北端にある久多(くた)。中心部から車で約1時間、山々に囲まれた約90人の小さな集落です。毎年8月24日の夜に行われる「久多の花笠踊」(国重要無形民俗文化財)は、代々受け継がれてきた神事です。男性たちは「花笠」と呼ばれる美しい灯籠(とうろう)を手に神社を巡り、歌にあわせて踊ります。年中行事の中でも特に盛大とあって、5月から歌や太鼓の練習が始まっています。今年は7月末に集落をあげてのイベントもあり、準備に大わらわです。

山椒(さんしょう)は「目覚まし」

 しゃんしゃんしゃん しゃんしゃん

 綾(あや)の踊りをひと踊り ヤァひと踊り――

     ◇

 太鼓の音とともに、哀愁を帯びた、どこかなつかしい歌が響きます。6月4日、久多いきいきセンターで行われた花笠踊の歌の練習。十数人が集まり、古老が歌った昔の録音テープを流し、歌詞などの確認や太鼓との音あわせをしました。

 久多の集落は、上の町、中の町、宮の町、下の町、川合町の5地区に分かれています。昔からの慣習で、花笠踊に使う「花笠」は地区ごとに作りますが、踊り・歌は、上の組(上の町、中の町)と下の組(それ以外の地区)に分かれて奉納されてきました。

 久多の花笠踊は、室町時代の「…

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