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 観光客を呼び込むためにJR鳥取駅前(鳥取市)に巨大な砂時計をつくる計画を進めていた鳥取商工会議所(藤縄匡伸会頭)が計画の見直しを決めた。鳥取市の観光名所と言えば鳥取砂丘。大きさにこだわらず、砂時計も含めて、砂をテーマにした新たな観光振興策を検討していく方針だ。

 鳥取商議所によると、製作費が約3億2千万円必要なこと▽商議所会員や市民を対象としたアンケートで「反対」が「賛成」を上回ったこと▽シンクタンクの調査で経済波及効果が限定的なことが判明したことなどが理由という。

 当初は、ギネス世界記録で「世界最大」と認定されている「仁摩サンドミュージアム」(島根県大田市)の砂時計「砂暦(すなごよみ)」(全長5・2メートル、直径1メートル)を超える大きさの砂時計を計画。2016年5月に4分の1の試作機をつくり、商議所のホームページで意見を募ったり、調査会社にインターネットでのアンケートを依頼したりしたという。

 横山憲昭・企画広報課長(49)は「足かけ3、4年議論してきたことなので残念。だが、砂をテーマにして、まちおこしをしていく思いに変わりはない。地域の理解を得ながら新しいものをつくっていきたい」と話している。(横山翼)