拡大する写真・図版 流木や土砂が詰まり、動きが止まった三連水車=12日、福岡県朝倉市菱野、稲垣千駿撮影

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 九州北部の豪雨災害で、福岡県朝倉市にある国指定史跡「三連水車」も被害を受けた。江戸時代から水田に水を送り続けてきたが、用水路に流木や土砂が流れ込んで水車は動きを止め、復旧の見通しは立っていない。米作りへの影響も現実味を帯びている。

 「水車は市のシンボル。花が咲いている中で回っていたのに」。12日、水車の様子を見に訪れた朝倉市杷木久喜宮(くぐみや)の江田新次さん(71)は言葉を失った。

 三連水車は、筑後川の水を周辺の田んぼに引くため、江戸時代に造られた。直径約4~5メートルの水車が三つ連なり、筑後川に並行する「堀川用水」から水をくみ上げ、川より高い場所にある田んぼに水を送る。毎年6月に回り始め、他に2カ所ある二連水車とともに「朝倉の揚水車群」として、市を代表する観光名所でもある。上流で川の流れを和らげる「山田堰(ぜき)」とともに、国外からも注目される灌漑(かんがい)技術で、視察も多い。

 5日の豪雨では用水路に濁流が流れ込み氾濫(はんらん)。水車には流木が絡み、水車そのものも土砂に埋もれた。用水路には今も泥水がたまったままだ。ただ水車は原形をとどめており、市の担当者は「動くか確認していないが、恐らく損傷はないのでは」とみる。

 水車を管理する山田堰土地改良…

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