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 築地市場(東京都中央区)の移転によって、ネズミの大移動が始まるかもしれない。場内に生息するネズミの新たなすみかとして懸念されるのが、目と鼻の先にある銀座かいわいの繁華街だ。移転を前に、都や地元の中央区は「掃討作戦」に打って出る。

 通路脇には発泡スチロールが山積みされ、生魚のにおいがただよう。7月中旬、記者が築地市場を歩き始めて10分ほど。午後4時ごろの場内を、ドブネズミとみられる黒い影が猛スピードで駆け抜けた。すぐに段ボール裏に入りこみ、その姿は見えなくなった。

 市場を管理する都によると、ネズミは閑散時の午後を中心に姿を見せるという。魚の切り残しなどが散らばる場内はえさが豊富で、地下を複雑に走る排水溝は格好の隠れ場所にもなる。さらに開放型施設なので、どこからでも侵入できる。

 実際に、どれだけの数がいるのか。生息数は把握できていない。ただ、2015年度の調査で、ネズミが集中しているとされる水産エリア以外の場所だけで、推定で500匹が生息するとの結果が出たという。

 こうしたネズミが周辺に「引っ越し」するのをくい止めるため、都は8月に業界団体と共同で駆除を実施するほか、移転直前には中央区と連携して掃討作戦に乗り出す。「相手は『ねずみ算式』に繁殖していく。周辺にできるだけ拡散しないよう、移転ぎりぎりまで駆除を続けたい」と担当者は説明する。

 中央区も当初、昨年11月とさ…

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