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 タイ・バーツの暴落に端を発した「アジア通貨危機」から20年。野村資本市場研究所シニアフェローの関志雄氏と、中国人民銀行で通貨政策委員を務めた余永定氏に聞いた。

     ◇

人民元と連動強めるアジア通貨 関志雄・野村資本市場研究所シニアフェロー

 ――アジア通貨危機が中国に与えた影響は。

 「危機は中国の存在感を高めた。苦境に陥った東南アジア各国を尻目に人民元を切り下げず、成長率を維持し、地域の経済大国に躍り出た。さらに、その約10年後の米リーマン・ショックや欧州の債務危機時にも、大規模な景気対策を通じて成長を素早く回復させ、グローバルな経済大国になった」

 「中国の人民元を含めてアジアの多くの通貨は危機以降も、ドルとの固定相場制はやめたとはいえ、ドルの動きに基本的に連動してきた。ただ、近年は香港ドルを除くアジア通貨が、人民元に連動する傾向が見られる」

 ――その傾向は、いつごろからですか。

 「2015年夏以降、目立つ。…

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