【動画】スロベニアで合宿を続ける高梨沙羅=勝見壮史撮影
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 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が、来年2月の平昌(ピョンチャン)五輪に向けて、スロベニアで順調に調整している。今季は例年より飛び始めが遅くなったが、他の選手より飛距離は出ている。

 大小合わせて8台のジャンプ台が並ぶ同国のプラニツァ。高梨は5月下旬からこの地で飛んでいる。練習を公開した11、12の両日、ノーマルヒル(HS104メートル)で飛んだ計10本のジャンプでは95メートル前後をそろえた。他選手よりスタート位置を下げながら、誰よりも飛距離を伸ばしていた。

 高梨は昨季、ワールドカップ(W杯)19戦中17戦に出て9勝し、4度目の総合優勝を果たした。だが、今年2月の世界選手権では3位に終わるなどシーズン終盤に調子を落とした。そこで気分転換を兼ね、4月に米ハワイで陸上トレーニングをした。例年なら5月上旬に秋田でジャンプ練習を始めるが、再びハワイに行って体力や筋力を鍛えた。

 スロベニアでも、筋トレを続けている。高梨は「夏にしっかりとしたベース(基礎体力)を作って、冬を乗り越えられるようにしたい」。29日に北海道士別市である全日本ジュニア・レディースサマージャンプ朝日大会が、今季初戦になる予定だ。(プラニツァ=勝見壮史)