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 学校法人・加計(かけ)学園に国家戦略特区での獣医学部新設を認めた経緯をめぐり、山本幸三地方創生相は18日、政府が設置場所を愛媛県今治市に決め、事業者を公募した今年1月段階でも「京都産業大(の応募)も当然ありうると思っていた」との認識を示し、一連の手続きが「加計ありき」ではなかったと改めて強調した。

 山本氏は閣議後の会見で「公募だから京産大もあるだろうし、我々が知らないところで準備していた学校が手を挙げることは当然ありうると思っていた」と述べた。京産大は、京都府綾部市に獣医学部をつくる計画だったため、今治市を前提とした公募には応じなかった。公募には、もともと今治市に計画していた加計学園だけが応じた。京産大は今月14日、教員確保が難しくなったとして獣医学部開設を断念したと発表した。

 京産大は朝日新聞の取材に、今治での新設は「あり得ません」と回答した。

 また山本氏は獣医学部をめぐる一連の手続きについて「行政がゆがめられたうんぬんの話は誤解されている。むしろゆがんだ行政を正したというのが、私どもの考えだ」などと語った。