最低賃金3%上げ、政権目標達成 中小企業に重荷も
村上晃一、山口博敬
2017年度の最低賃金(時給)の引き上げ額の目安は、2年連続で安倍政権の目標通りの「3%」となった。政府目標をにらみながらの議論のなか、経営者側は「経営の厳しい中小企業の負担になる」と反発したが、賃上げによる景気の底上げを狙う政権の方針に沿う結論となった。
最低賃金の引き上げ額について議論する厚生労働省の中央最低賃金審議会の小委員会は、25日午後に東京都内で最終協議を開始。労働者団体、経営者団体の代表者と学識者らによる議論は、同日夜に決着した。
最低賃金を毎年3%程度引き…
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