拡大する写真・図版 兼六園の雪吊(づ)りをイメージした「金座和アイス」抹茶味。炎天下でもなかなか溶けなかった=金沢市

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 溶けないうちに――。棒つきアイスを買っては、ちょっとだけあせりながらも味わう季節になった。と、思っていたら、「溶けないアイス」があるという。本当に溶けないのか。なぜ溶けないのか。半信半疑ながら、販売店がある金沢へ向かった。

時紀行

 「え! 溶けない!? 不思議なアイス」

 金沢市の古い街並みが残る「ひがし茶屋街」の入り口。そんなキャッチコピーで紹介された抹茶アイスの写真に誘(いざな)われ、観光客が店の中へと入っていく。その名を「金座和(かなざわ)アイス」というらしい。

 この日の気温は28度。本当に溶けないか確かめようと、日なたへ出てじっと眺める人たちがいた。5分後。「見た目は変わらないよ」と千葉県から来た女性(30)。隣の男性(40)も「普通ならポタポタ垂れそうなのに」と驚きながら、店に戻ってぱくり。「ふんわりしたアイスの味だわ」

 製造するのは、同市の食品開発会社「バイオセラピー開発研究センター」。4月に販売を始め、金沢、大阪、東京で3店舗を展開。「ドライヤーで温めてもなかなか溶けません」。豊田剛史社長(40)に言われ、「実験」してみた。

 冷房が利いた室内。市販のバニラのアイスにドライヤーの熱風を当てると、すぐに周りから溶け始めた。が、金座和アイスは5分経ってもほぼ原形をとどめている。食べると、ひんやり。

 寒天や食品添加物で固めているわけではない。「溶けにくさの秘密は材料。それに気づけたのは偶然ですが」と豊田社長。きっかけは、あるクレームだった。

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