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 車を会員同士で共同利用する「カーシェアリング」が近年、広がっています。使える場所や車種が増えていて、記者(35)も夏休みの家族旅行はカーシェアにお世話になるつもりです。

 大阪市にある会員制カーシェアのステーション。スマートフォンやパソコンで予約しておいた車の窓ガラスの読み取り部分に、自分の会員カードをかざす。ドアロックが解除され、車内に保管されている鍵でエンジンをかけたらいざ出発だ。給油時はカーシェア会社が用意した車内のクレジットカードで支払う。時間を延長したければ、カーナビの画面で空き情報を確認するなどして手続きする。

 細かな料金体系は異なるが、カーシェア各社の使い方の基本は同じ。1カ月単位で使った料金が、入会時に登録したクレジットカードから引き落とされるしくみだ。記者も時折、家族と買い物に行く際などにカーシェアを使う。レンタカーと異なり、車が空いていれば24時間、短時間でも必要な時に、比較的安く使えるのが利点だと感じている。

 公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団の調べでは、2010年のカーシェア会員数は約1万6千人、車両台数が約1300台だったのに対し、16年には会員約84万6千人、車両約2万台と大きく伸びた。「車は自分で保有するもの、という消費者の意識が変わってきたことや若者の車離れが影響している」(同財団)。カーシェア各社によると、利用は20~40代が中心で、旅行先や出張先で使うケースが増えてきたという。

 各社は、定番の小型車やセダンタイプだけでなく、SUV(スポーツ用多目的車)や外国車も増やす。長時間利用を想定したプランも備えた。記者も1泊2日の旅行では、家族向けの車を「48時間パック」で予約することにしたい。(近藤郷平)

外国車もある最大手

 パーク24グループが運営する「タイムズカープラス」はカーシェアリング最大手。車両台数は約1万9千台、会員数は約83万5千人(いずれも6月末時点)。基本料金は月額1030円で、利用料金は車両で二つに分かれる。小型車などは15分ごとに206円、外国車などは412円。6時間パック(4020円)、12時間パック(6690円)などもある。

大都市圏中心に展開

 オリックス自動車が運営する「オリックスカーシェア」は、関東や東海、近畿の大都市圏を中心に展開。車両台数は2600台、会員数は約17万人(いずれも3月末時点)。基本料金が月額980円の個人Aプランの場合、小型車などのクラスで15分ごとに200円。さらに6時間パックは3500円、12時間パックは4500円となるなどする。

9都府県で使える

 三井不動産リアルティが運営する「カレコ・カーシェアリングクラブ」は東京や大阪、京都、兵庫など9都府県で使える。車両台数は約2千台、会員数は約6万1500人(いずれも6月末時点)。月会費は通常980円。小型車から高級外国車のベンツまであり、車種で料金が違う。ベーシックプランは10分ごとの料金が130円からで、パック商品もある。

使った分だけお支払い

 アース・カーが運営する「アースカー」は関東や関西を中心に18都道府県で展開する。車両は約250台、会員数は約2万5千人(いずれも7月中旬時点)。基本料金は無料で、使った分だけ支払う。料金は15分ごとに100円以上、ほかに距離料金が1kmごとに8円以上かかる。3時間以上乗ると、時間料金が割り引かれるという。

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カーシェアの主な事業者の中から選びました。価格は税込み。(きりとりトレンド)

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