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 静岡県の伊豆半島沖で6月、フィリピン船籍のコンテナ貨物船と米海軍横須賀基地に配備されているイージス駆逐艦フィッツジェラルドが衝突して7人が死亡した事故で、米メディアは21日、事故原因は米艦が操縦を誤った可能性があると報じた。

 米CNNなどによると、米海軍などによる初期段階の調査では、フィッツジェラルドの乗組員が、貨物船が近づいてきていることを確認できず、衝突を避けるために必要な対応が出来なかったという。乗組員が艦長に連絡していなかった疑いや、翌日に目的地に到着するため通常よりも速度を上げていた可能性もあるとみて調べているという。

 CNNは、国防関係者の話として「衝突の瞬間まで何もしていなかった」「おびただしい数の間違いを犯していた」などと米艦側がミスしたことが事故原因である可能性を説明している。

 衝突事故は6月17日午前1時半ごろ、伊豆半島・石廊崎から南東沖約20キロの地点で、貨物船の船首の左側がイージス艦の右舷に衝突、居住区画にいた19~37歳の乗組員7人が死亡した。日本の海上保安庁が、業務上過失往来危険容疑も視野に捜査している。(ワシントン=土佐茂生)