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 アフリカ南部ジンバブエで、ハンティングツアー中の米歯科医に2015年に殺された人気ライオン「セシル」の子ども「ゼンダ」が7日、ハンターに射殺された。AFP通信が21日に伝えた。

 同通信によると、ゼンダはジンバブエ西部のワンゲ国立公園の外の狩猟エリアで7日、ハンターに撃たれた。ゼンダは英オックスフォード大の研究対象で、GPS機能が付いた首輪を装着されていたが、この日は公園を出ていた。同大研究者は「研究対象の動物を失ったことは悲しい」と述べた。

 15年7月には、黒いたてがみで人気を集めたセシルが公園外におびき出され、強力な弓矢などで米歯科医に殺された。米歯科医はハンティングツアーに5万5千ドル(約610万円)を支払っていたと伝えられ、世界中から商業ハンティングに対する非難が起きた。

 アフリカでは、南部を中心にライオンやゾウ、サイなどの貴重動物を狩猟するハンティングツアーが観光産業の一つとして人気だ。欧米や中国から多数の愛好家が訪れており、動物愛護団体は「趣味で動物を殺すのは許せない」と猛反発している。(ヨハネスブルク=三浦英之