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 インドネシアのジョコ大統領は21日、違法薬物の密売人を撃つように命じた。同国では違法薬物が蔓延(まんえん)し、深刻な社会問題になっている。人権団体からは「ジョコ氏の発言は、法律の手順を踏まずに、容疑者を撃ち殺すことを助長しかねない」といった批判が出ている。

 地元報道などによると、ジョコ氏は同日、「(違法薬物の密売人には)厳しく当たるべきだ。我が国に入ってきた外国人の違法薬物密売人には、特にだ。少しでも抵抗したら撃て。容赦するな」と述べた。

 インドネシアには約600万人の違法薬物の使用者がいるとされ、各刑務所は薬物事件の受刑者で過密状態だ。13日には約1トンにのぼる覚醒剤の密輸事件が発覚。逃走したとして台湾人の男が警察に射殺された。(ジャカルタ=古谷祐伸)