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(23日、高校野球兵庫大会 報徳学園8―2三田松聖)

 23日の兵庫大会5回戦。今春の選抜大会4強で優勝候補の報徳学園を相手に、三田松聖は投手4人を繰り出した。捕手の稲富宏樹(3年)は2―8で敗れて準々決勝進出を逃した後、「自分が(投手陣の)いいところを引き出せなかった。もっと試合がしたかった」と目を潤ませた。

 1年生の時、日光を浴びると体調が悪化する紫外線アレルギーを発症した。試合中に倒れそうになったり、練習を休んだりすることもあったが、野球に取り組む姿勢を認められ、主将に選ばれた。「思うように体が動かないときもあった。周りの人に助けられ、やってこられた3年間だった」と振り返った。

 強打と強肩が持ち味で、プロ野球のスカウトも注目する。この日は無安打に終わったが、五回のピンチでは二盗を刺した。持病も落ち着いており、将来については「プロに行くこと一本で考えている」と言う。

 応援に駆けつけた母親の千絵さん(35)は「頑張ったと褒めてあげたい。(病気で)苦しいこともあったが、今振り返ると一緒に楽しませてもらった。笑顔で引退です」と話した。(森岡航平)

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