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 土用の丑(うし)の日の25日。夏本番の暑さを吹き飛ばそうと、ウナギ店には午前中から行列ができた。

 ひつまぶしの老舗「あつた蓬萊(ほうらい)軒」(本店・名古屋市熱田区)には、開店1時間前の午前10時半に20人ほどが行列をつくった。店内にある焼き場では、たれが絡んだウナギがじゅうじゅうと音を立て、香ばしい香りが充満していた。

 鈴木淑久(よしひさ)社長(43)によると、この日のために通常の2倍の1200~1300匹を仕入れたという。

 家族3人で店を訪れた名古屋市南区の会社員高橋俊行さん(48)は「今年の夏は特に暑いようなので、ウナギを食べて体力をつけたい」と話した。

 日本鰻(うなぎ)輸入組合によると、スーパーなどで売られる国産ウナギのかば焼き(1匹)は1700円前後で昨夏より2~3割安だ。昨年はウナギの成長が遅く、需要が少なくなった秋に水揚げし、加工した冷凍のかば焼きが店に多く出回っているためという。