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 日本航空は25日、ベトナムの格安航空会社(LCC)のベトジェットと提携し、年内にも一部の路線のコードシェア(共同運航)を始めると発表した。もともと大手のベトナム航空と提携していたが、同社にANAホールディングスが出資したため、昨秋に提携を解消。日航は新たな提携先探しが課題になっていた。

 ベトジェットは2011年に設立されたベトナム初の民間航空会社。同国内を中心にアジア各都市に就航する。コードシェアをする路線は、日航の航空券で搭乗でき、日航のマイルもたまるようになる。日航のマイルでベトジェットの航空券を入手できるようにすることも検討する。

 日航は東南アジアの路線網の拡充をめざす。現地では地方都市にも日系企業が次々と進出し、利益率のよい出張などのビジネス客が増える見込みだ。ANAが昨夏にベトナム航空に約9%を出資してまで提携したのも、そのためだ。

 日航は遅れの少ない運航や広めの座席で、LCCとの差別化に力を入れてきた。その一方で、豪州や米国で現地のLCCとのコードシェアも進めている。LCCとの提携をさらに広げることで、日航のブランドイメージに影響が出る可能性もある。(内藤尚志)