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 第99回全国高校野球選手権新潟大会は、日本文理が3年ぶり9回目の優勝を決め、幕を閉じた。84チーム90校の熱戦を振り返る。

 昨秋と今春の県大会を連覇した日本文理が下馬評通りの強さを発揮した。全試合5得点以上を挙げ、「打の文理」の伝統をしっかり受け継いでいた。

 決勝で2点本塁打を放った川村啓真君(3年)、好機に強い4番の松木一真君(3年)の前に走者をためる攻撃を徹底した。1番の飯田涼太君(3年)は打率5割2分2厘を記録し、準決勝から2番に入った笠原遥也君(3年)が効果的な犠打で攻撃の幅を広げた。5人の投手陣はエース稲垣豪人君(3年)を中心に継投で乗り切った。

 戦後初の3連覇を狙った中越も地力を見せた。準々決勝の五泉戦はエース沢中京太郎君(3年)が一打サヨナラのピンチをしのぎ、延長十一回で勝利。決勝は春の県大会で1―14で敗れた日本文理に一時は逆転し、成長の跡を示した。決勝で二回途中から登板した山田叶夢君や中軸の坂井翔太君ら、巻き返しを図る2年生の今後が楽しみだ。

 第3シードの新潟明訓は3回戦、第4シードの関根学園は4回戦で姿を消した。関根学園は、ボークで許した1点を打線が逆転できずに北越に惜敗した。

 今大会は公立校の躍進が目立った。全国3位に入った直江津中出身者が多く占める高田北城は初の4強入りを果たした。機動力を駆使した長岡工は新潟明訓を破って8強入り。巻総合も初のベスト8に進出した。

 8強のうち5チームがノーシードで、春と夏の上位は大きく入れ替わった。コールドゲームは83試合中32試合で、昨年より1減った。

 連合チームで出場した「松堀有安(松代・堀之内・有恒・高田安塚)」と「常総川久(柏崎常盤・柏崎総合・川西・久比岐)」は初戦敗退。高田安塚の野球部は廃部となり、川西は今年度で閉校する。(川島大樹)

日本文理選手、約800人の生徒らに優勝報告

 日本文理の選手たちは27日、新潟市西区新通の同校の体育館で、約800人の生徒や教員に優勝を報告した。

 大井道夫監督は「暑い中、熱い応援をありがとう。また、甲子園で校歌を一緒に歌いましょう」と、これまでの感謝とさらなる応援を呼びかけた。

 笠原遥也主将(3年)は「自分たちのスローガンである全国制覇に向けて一歩一歩進んでいきたい。応援よろしくお願いします」とあいさつした。

 上野順治校長は「努力が実を結んだ結果。甲子園でも、応援してくれる人々に勇気と感動を与えてほしい」と激励した。

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