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 スウェーデンで政府の情報システムから大規模な情報流出が起き、ロベーン首相は27日、イーゲマン内相とヨハンソン社会基盤相の辞任を発表した。2閣僚に加えて野党が辞任を求めているフルトクビスト国防相は留任させる。同国では来年9月に総選挙を控えており、少数連立与党のロベーン政権にとって大きな痛手となりそうだ。

 AFP通信などによると、交通当局が2015年、ITシステムの管理を米コンピューター大手IBMに外注した際、機密を扱う許可を持たない下請けの東欧企業のIT技術者が、スウェーデン全国民の運転免許に関するデータベースなどを閲覧できる状態になっていた。

 同国軍によると、軍人や軍車両の情報、国防や危機管理計画などが流出した可能性がある。地元メディアは、犯罪容疑者や戦闘機パイロットの身元も流出したと報じている。

 イーゲマン内相とフルトクビスト国防相は昨年中に情報流出を把握していたが、ロベーン首相が報告を受けたのは今年1月だったという。(ロンドン=渡辺志帆)

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