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 就任から約1年、言動が問題視され続けてきた稲田朋美防衛相が辞任の意向を固めた。引き金は、南スーダン国連平和維持活動(PKO)への派遣部隊が作成した日報をめぐる問題。安倍晋三首相が重用した稲田氏の辞任は、支持率急落にあえぐ安倍政権の求心力低下を加速させそうだ。

 「軍事組織を率いる統率の資質を決定的に欠いていた」。ある自衛隊幹部は「稲田評」をこう語る。防衛相就任から1年足らずで辞任することになった稲田氏は、当初から資質に疑問符を付け続けられてきた。

 稲田氏の最大の強みは、安倍首相との関係だった。2005年9月に初当選。当時、自民党幹事長代理だった安倍氏から直接スカウトされた。産経新聞「正論」欄の執筆など保守系論壇で活躍し、保守強硬派としての発言が、安倍氏の目にとまった。

 12年12月の第2次安倍政権発足後は、要職を次々と任された。首相は稲田氏を「将来のリーダー候補」として厚遇。当選3期目ながら行政改革担当相に起用され、その後も自民党政調会長、防衛相と異例のスピードで出世を続けた。

 だが国の安全保障をつかさどる重要閣僚である防衛相になり、大きくつまずいた。この1年間は、常に「防衛相としての資質」が問われ続けた。

 最初に直面したのが、自身が繰…

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