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 2月に火災が起きた埼玉県三芳町の事務用品通販大手「アスクル」の物流倉庫に、消防法の基準を超える危険物を保管していたとして、埼玉県警は28日、倉庫の運営管理を担う子会社「アスクルロジスト」(東京都江東区)と、倉庫の管理責任者で同社のセンター長を務めていた男性(44)を消防法違反の疑いで書類送検し、発表した。

 発表によると、同社は火災が起きた2月16日当時、危険物の貯蔵所としての消防法上の許可を受けていない倉庫棟に、基準を超える危険物を貯蔵していた疑いがある。

 捜査1課によると、倉庫棟ではアルコール消毒剤や殺虫剤といった消防法上の危険物を含む商品約1万2千点を保管。危険物の総量は消防法の基準の約5倍だったという。一方、隣接する、許可を受けた危険物貯蔵所の保管量は、基準を大幅に下回っていた。センター長だった男性は調べに「倉庫棟のものを貯蔵所に移していると、余分な時間や労力がかかるため」と説明しているという。

 アスクル本体については、倉庫棟の保管量を把握していなかったとして立件しなかった。アスクルは「徹底した再発防止とコンプライアンスに関する一層の管理・監督の強化を図っていく」とのコメントを出した。