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 北朝鮮が今月4日に続いて、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の発射を発表した。性能の向上が確認され、ICBMの技術的要件を満たしつつある。深夜、これまで例のない発射場所の舞坪里(ムピョンリ)から撃つことで、奇襲能力を誇示。米本土攻撃を想定した実戦配備を目指す北朝鮮に対し、トランプ政権は内政が混乱し、中国や韓国との協力でも足並みがそろわない。

 韓国政府などによると、ICBMの要件となる技術は、長距離飛行(射程5500キロ以上)、移動発射台の使用、慣性航法、大気圏再突入で、核兵器を搭載する場合は弾頭重量も重要だ。

 このうち、電波などに頼らずに事前に計算した通りの航路に機体を誘導する慣性航法と、大気圏再突入について、4日の発射では不明だったが、今回は技術の進展が確認された。

 朝鮮中央通信は29日朝、今回のミサイルが高度3724・9キロまで上昇し、47分12秒間飛行して998キロ離れた場所に着弾したと伝えた。北朝鮮は地上レーダーしか持たず、発射があった28日深夜も日本近海に観測船を出した形跡は確認されていない。発表された高度や飛距離などのデータは、発射時にミサイルに入力した数値そのままとみられる。

 軍事関係筋によれば、日米韓のイージス艦レーダーが捉えたミサイルの航跡は、発射直後に想定されたコースを外れず、予想落下水域に落ちた。このことから慣性航法の技術はほぼ完成したとみられる。

 また、大気圏再突入の際には、7千度の高温から弾頭を守るため、炭素複合材などによる耐熱装備が必要だ。今回、弾頭部はバラバラにならずに形を保って着水しており、北朝鮮が炭素複合材などを使って、弾頭部を高温から保護することに成功したと言えそうだ。

 4日の火星14の発射について…

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