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 夏の甲子園出場を決めた日本文理(新潟市西区)の応援団約90人も、準備を進めている。応援団長の赤沢颯太(そうた)君(3年)もやる気十分だ。

 赤沢君は地元の東京を飛び出し日本文理に入学した。試合にも何度か出たが、好機に打てずベンチ入りメンバーから外れた。悔しかったが「まずチームが勝つことが最優先」と吹っ切れ、自分ができることをやろうと決めた。

 新チームになってから、応援団長に立候補した。小中の時から主将だったため、スタンドをまとめることができると考えた。ベンチ入りメンバーの応援歌や振り付けを決め、一緒に応援する吹奏楽部やチアリーディング部とも入念に話し合ってきた。

 新潟大会決勝の中越戦、八回表に逆転された時、スタンドで下を向いた部員もいた。赤沢君がスタンドの椅子の上に立ち、部員に向かって「メンバーを信じろ。今まで逆転してきたことを思い出せ」と声を張り上げた。そこから応援に熱が入り、その裏の攻撃で日本文理は3点返し再びリードを奪った。

 試合後、スタンドにいる部員や保護者から「颯太の応援のおかげで勝てたよ」と言われると応援団長としてのやりがいを感じる。「ここから一番熱い夏になる。スタンドとベンチが一丸となって、メンバーを鼓舞して勝利を呼び込みたい」と意気込んだ。(川島大樹)

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