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「トランプ王国」熱狂のあと:2

 鉄鋼業や製造業が廃れた「ラストベルト(さびついた地帯)」にある田舎町のスポーツバーで昨年、トランプ勝利を大喜びしていた男性がいた。彼から私の携帯に電話が掛かってきた。

 「オレ、選挙に出ることにした。ベビー・トランプと呼んでくれ」

 全米で36%という歴史的に低い支持率のトランプ政権だが、トランプ旋風は局所的に吹き続けている。その上昇気流に乗って当選を、という戦略だ。

    ◇

 大統領トランプが1月に就任して間もない2月のこと。彼は電話口でこう続けた。「オレは本気だぞ。トランプのように政治とは無関係だったオレが特定の利益団体ではなく、地元の声を代弁する。まずは市議会議員になり、次は市長だ。日本メディアのインタビューにも応じるからな。ワッハッハー」

 はっきり覚えている。トランプが大統領選に勝利した昨年11月9日の夜、オハイオ州トランブル郡ジラードのスポーツバーで、大騒ぎして喜んでいた大工のフランク・ビガリーノ(43)。仲間思いで、ナイスガイだ。私のような海外の記者との付き合いも大事にしてくれる。

 私は投開票日(昨年11月8日)の夜は首都ワシントンにいた。時差のある日本に原稿を送るため、同僚全員が徹夜態勢。ワシントンにいるとはいえ、記事にはナマの支持者の喜びの声も入れたい。当選した場合に備え、あらかじめ「深夜に電話するからコメントを下さい」と約束しておいた。

 そうして同僚と書いた記事が以下だ。

 「白人層の怒り・疎外感…「異端」トランプ氏を押し上げる」(http://www.asahi.com/articles/ASJC46TFVJC4UHBI03Z.html

 《米国社会の底流にマグマのよ…

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