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 新潟県南魚沼市の八海山(標高1778メートル)を登っていた日大豊山高校(東京都文京区)の3年の男子生徒が滑落した事故で、同県の防災ヘリコプターが1日朝、生徒を病院に搬送したが、死亡が確認された。県警南魚沼署によると、さいたま市南区の石本隆之介さん(17)で、死因は頭部外傷と骨盤骨折だった。

 署や同校によると、石本さんは地学部と物理部の合同合宿に参加し、31日に生徒や引率の男性教諭ら計17人で入山。一列で登り始めたが、歩く速さから隊列がばらけ、石本さんは後ろから2番目を歩いていた。

 滑落したのは、6合目の「女人堂」(標高1370メートル)と呼ばれる地点の手前。十数メートルほどのやや急な岩場があり、登り切った左側が斜面になっていて、石本さんはそこから転落したとみられる。転落する様子を見た人はいなかった。最後尾を歩いていた大学院生が岩場を登っている最中に「あっ」という石本さんの声を聞いたが、登り切った時には姿が見えなかったという。

 八海山の登山は2004年から行われ、男性教諭も毎年同行していた。生徒たちはTシャツ、ひざ丈ほどのズボン、スニーカーといった服装だった。教頭は「大きな事故を起こしてしまい、心からおわび申し上げます」と話した。