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 岸田文雄外相兼防衛相は1日の閣議後会見で、中国が東シナ海の日中中間線付近で新たに移動式掘削船を使った作業を進めていることを明らかにした。外務省は7月下旬、中国側に抗議。岸田氏は「日中間の境界が画定していない状況で一方的な開発に向けた行為を続けていることは極めて遺憾だ」と述べた。

 日本外務省によると、日中中間線付近にこれまで中国が設置した施設は16基で、うち12基が稼働。今回、施設が新たに設置されれば17基目となる。

 東シナ海では日中の排他的経済水域(EEZ)が重なり、境界が画定していない。両国は2008年にガス田の共同開発で合意したが、交渉は10年から中断。その間、中国は一方的に開発を進めている。岸田氏は「合意に基づく協議を早期に再開し、合意を実施するよう強く求めたい」と強調した。

 今年6月には両政府高官が「海洋協議」を開き、日本側が条約交渉再開を呼びかけたが、中国側は応じていない。(松井望美)

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