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 米上院は1日、トランプ大統領に解任されたコミー前連邦捜査局(FBI)長官の後任としてクリストファー・レイ元司法次官補を起用する人事案を賛成多数で承認した。賛成が92票に対し、反対は5票だった。

 レイ氏は7月の指名公聴会では、政治的な影響を受けずにFBIの独立性を守ることを強調。「憲法、法の支配、FBIの任務に忠実である」と語っていた。

 トランプ大統領は5月上旬、トランプ政権を巡る「ロシア疑惑」の捜査を指揮していたコミー前長官を突如解任。長官ポストは3カ月近く空白になっていた。トランプ氏自身の司法妨害疑惑が持ち上がり、独立性の高い特別検察官が任命され、捜査主体がFBIから移っている。

 レイ氏はブッシュ(子)政権下で司法次官補を務め、現在は弁護士として活動している。宣誓式を経て、長官に就任する。(ワシントン=杉山正)