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 市制100周年を迎え、記念事業が続く東京都八王子市。不思議なことに、市制施行日(9月1日)と市制実施記念日(10月1日)が異なる。記念日のある近隣の自治体では、同じ日が一般的らしい。なぜ八王子は異なるのか――。

 同市は1917年(大正6年)9月1日、八王子町から市制に移行して誕生した。「新八王子市史」などによると、当日はちょうちん行列などで祝ったという。ただ、この日は記念日にはならなかった。翌年、市制実施記念日として告示されたのは10月1日。市の担当者も「理由はわからない」と言う。

 新八王子市史で市制施行の時期についての執筆を担った多摩大学付属聖ケ丘中学高校(多摩市)の梅田定宏教諭(59)は、執筆にあたって当時の新聞や行政文書、個人所蔵の文書など数十点を調べた。しかし、10月1日になった理由を記したものは見当たらなかったという。

 ただ、施行1カ月後の1917年10月1日、有力者の有志らで組織した協賛会が、祝賀会を催した事実はあったと説明する。梅田教諭は「『オール八王子』とも言える態勢で実施しており、これがそのまま引き継がれたのではないか」。

 八王子市に隣接する8市村のう…

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