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 野村総合研究所が国内100都市を対象に実施した「成長可能性都市ランキング」で、「都市の暮らしやすさ」1位に佐賀市が選ばれた。生活コストの安さや地域の共助意識が根付いていることが評価された。

 調査は同研究所が、各都市の「強み」や「弱み」、産業を生み出す力を探ろうと実施した。転入者数や資本金3億円以上の事業所、交通機関の利便性など131の指標をそれぞれ数値化。各都市の住民を対象にしたウェブアンケートも実施して、項目ごとにランキング形式にし、7月5日に発表した。

 「都市の暮らしやすさ」は、住宅価格や物価の安さ、生活の満足度などを他都市と比較した。佐賀市は家賃や物価などの生活コストが全般的に安く、日常生活の満足度が高かった。人口あたりの医療機関や飲食店数も他都市と比べて多かった。

 地域コミュニティーの絆の強さを感じている人や困ったときの相談相手がいる人の数も多く、「子育てしながら働ける環境がある」の項目でも3位だった。

 一方、都市としての課題も見えた。

 「外国人の活躍」は87位、「教育・人材の充実」は76位、「地域の経済力」は73位だった。評価では、「暮らしやすい都市環境を生かし、福岡や久留米など周辺都市と連携・役割分担し、企業誘致や産業づくりに取り組むことが望まれる」とされた。

 佐賀市企画政策課の担当者は「客観的なデータで、参考にしたい」と話している。(浜田祥太郎)