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 これまでなかった「青い菊」の開発に成功したと、農業・食品産業技術総合研究機構とサントリーグローバルイノベーションセンターが4日、発表した。菊には青系の色がなかったが、遺伝子組み換え技術を使い、青い花が咲くカンパニュラとチョウマメの遺伝子を導入して色素の構造を変えることで、きれいな青色の菊になった。

 今回の手法は、バラやカーネーションなどにも応用できる可能性があるという。ただ、野生種と交雑する恐れがあるため、今は研究施設以外では栽培できない。商品化に向けて、今後10年ほどかけて花粉が出ず、種がつかないようにするための研究を進める。

 今回の研究成果は、7月26日付の米科学誌「サイエンス・アドバンシズ」に掲載された。(山村哲史)