気象庁主任予報官を務め、気象キャスターの先駆けとして活躍した倉嶋厚(くらしま・あつし)さんが亡くなったことが4日、分かった。93歳だった。

 長野市出身で、気象庁に入庁後、札幌管区気象台予報課長や鹿児島地方気象台長を歴任。定年退職後はNHKの解説委員として「ニュースセンター9時」の気象キャスターを担当し、エッセイストとしても人気を集めた。

 うつ病を克服した自らの体験を記した著書「やまない雨はない~妻の死、うつ病、それから…」はドラマ化されるなど話題を集め、自殺防止を呼びかける講演活動に力を注いだ。朝日新聞の連載「患者を生きる」でも自身の体験を紹介していた。