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 8日にあった陸上の世界陸上選手権・男子110メートル障害の表彰式で、銀メダルのシュベンコフには本来のロシア国旗ではなく、国際陸連の旗が掲げられた。ドーピング問題で陸連が資格停止中のロシアは代表チームを編成できず、「潔白」と認定されて個人資格で出場が許された19人の1人だ。

 前回の金メダリストは昨夏のリオデジャネイロ五輪からは締め出された。前日のレース後、「つらい1年だった。でも、もう忘れようじゃないか」と英語で応じ、「3大会連続のメダルが取れて良かった」。

 選手がロシア代表のウェア着用を禁じられる中、母国の男性記者は連日、「ロシア」と書かれたウィンドブレーカーを着て記者席にいる。「僕がロシア代表だから」。2年前、アゼルバイジャンで開かれた欧州大会の公式ウェアだという。(稲垣康介)