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 7月に創立100周年を迎えたカメラ大手ニコンの牛田一雄社長が朝日新聞のインタビューに応じ、ヘルスケア事業を新たな成長分野と位置づけて軸足を移していく方針を示した。中核のデジタルカメラの販売がスマートフォンにおされて落ち込む一方、眼科向けのカメラ事業で米グーグル系企業と手を結ぶなど、かじを切り始めた。デジカメは高精細の「8K」に対応した製品の開発を進め、スマホと差別化する戦略だ。

 牛田社長は「構造改革をしないと次の100年が危うい」と強調し、新たな成長分野としてヘルスケア事業をあげた。

 同じく大手のキヤノンが東芝から医療機器子会社を買収するなど先行する中、歴史のある顕微鏡の技術をいかした再生医療向けの細胞の受託生産や、眼科向けカメラ事業で差別化を図る考えだ。

 眼科向けカメラ事業では、昨年末にグーグル系の米ベリリー・ライフサイエンシズと提携。網膜の画像を人工知能(AI)が分析し、病気の早期発見につなげるサービスを共同で開発していく計画だ。

 一方、デジタルカメラは高級機を中心に機種を絞り込み、「絶対的に画質を上げる」(牛田社長)ことでスマホと差別化していく方針。電機メーカーが開発を急ぐ8K対応の大画面テレビにも耐えられる解像力のカメラの製品化をめざす。8Kに対応した高性能なレンズとセンサーを開発していくという。

■スマホに押さ…

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