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絵本作家・中辻悦子さん

 誰もいない夜の幼稚園にうごめく、へんてこな生きものたちを描き、世界絵本原画展で最優秀賞に選ばれた中辻悦子さん。創作の道に入るきっかけにもなった、プロ野球チームのマークとの意外なかかわりとは。

 ――モノトーンの写真と奇妙な生きものの絵を使った「よるのようちえん」(1998年、福音館書店)は、現実と非現実の間のような風変わりな絵本です。

 美術家として、人の形をテーマに絵や版画を創作しています。絵本もそれらと同じ感性で描く、表現のひとつ。不思議なオブジェのこの子たちを、絵本の世界に入れてみました。

 夜の世界って、何か出てきそうな気配があって想像や空想を刺激しますよね。子どもの頃、夜の幼稚園ってどうなっているの?と想像した記憶もあって、園内にしのびこませました。

 撮影してラフを描き、タイトルも決めたのに、3年たっても文章をまとめられなくて。そこで知人でもある詩人の谷川俊太郎さんに依頼したら、2、3日で絵に言葉がつきました。

 登場するキャラクターが10人に絞られて、「すっとさん」「さっとさん」と動きに合わせて名前がついた。すると性格も明確になって、顔や形を描き変えたものもあります。言葉の力ってすごいと思いました。

 思いがけず、99年のブラティスラヴァ世界絵本原画展で最優秀賞に選ばれました。

 ――もともとデザイナーだったそうですね。

 阪神百貨店の前身の店で、販売…

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