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 「日本の空の玄関」のおもてなしはトイレから――。2020年東京五輪・パラリンピックを控え、成田空港では計147カ所のトイレの全面改修が進んでいる。総工費約50億円をかけた改修は、20年3月にすべて終わる予定だ。

 改修ではすべての便器を温水洗浄便座にするほか、においの原因にもなっていた和式便器の洋式化を実施。音声案内やL型の手すりなど、体の不自由な人も使いやすいユニバーサルデザインの導入を進める。

 利用者が多い11カ所は最先端機器を導入した「デザイントイレ」として、トランクなど大きな荷物を持ち込める広いブースや利用しやすいパウダースペースを設置したり、オストメイト(人工肛門(こうもん)などを使う人)用の流しやフィッティングボード(着替え台)を設けたりする。一番広いブースは約5平方メートル。普通のブースでも間口が80センチで、車いすで入れる。

 成田国際空港会社(NAA)の鎌田暁生・施設保全部マネジャーは「多機能トイレの機能を分散して設置し、お客様の動線に配慮した配置を導入した」と話している。(根岸敦生