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負動産時代

 所有者が分からない土地は、大都会の中にも潜んでいる。何代にもわたって相続登記されずにきた土地は、子、孫、ひ孫の代へと所有者がねずみ算式に増えてしまい、売るに売れない「塩漬け」の土地になる。一等地であっても、都市計画の妨げになっても、どうにも「動かせない」状態になっている。

 人口129万人を抱えるさいたま市の中心部。JR大宮駅から徒歩10分、オフィスビルや高層マンションが立ち並ぶ一角に、歩道が狭くなるところがある。朽ち果てた空き家が立つ土地が突き出し、歩道を「圧迫」しているのだ。

拡大する写真・図版歩道をふさぐように突き出た空き家。所有権を持つ相続人が増えすぎて「塩漬け」になっている=さいたま市大宮区、大津智義撮影

 歩道の道幅は1メートルほどで、大人はすれ違うのがやっとだ。空き家の屋根や壁は崩れかけている。近所の住民は「危険だから早く何とかしてほしい」と訴える。

 この土地が最後に登記されたの…

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