朝日新聞所蔵の10万枚以上の皇室写真からえりすぐりを紹介する「皇室写真館」は、2007年5月21~30日、天皇、皇后両陛下のスウェーデン、バルト3国、英国各国への訪問を特集します。

 最初の訪問国であるスウェーデンでは、北欧最古の大学・ウプサラ大学がある中部ウプサラを訪れました。博物学者リンネの生誕300年記念行事が開かれ、両陛下はカール16世グスタフ国王らと歩いて移動しながら、集まった人たちの歓声に応えました。大勢の人垣の中で大型犬のゴールデン・レトリバーが行儀良く座っています。

 バルト三国では最初にエストニアを訪問。首都タリンの大統領官邸で歓迎式典が開かれ、天皇陛下が儀仗(ぎじょう)隊を巡閲しました。タリンは、旧ソ連からの独立を歌にした「歌う革命」で知られ、両陛下は市民の歓迎に笑顔を見せました。

 続いてラトビアへ。市民の寄付でつくられた「自由の記念碑」に花を供えました。

 次はリトアニアを訪問。日の丸が掲げられたTシャツを着た少女の写真が印象的です。ビリニュスのネリス川沿いの公園には、故杉浦千畝氏の記念碑がありました。第2次大戦中にナチス・ドイツから迫害されたユダヤ人にトランジットビザを発給し、命を救った外交官です。両陛下は記念碑に歩み寄り、碑文をじっくりと目にしました。

 最後の訪問地英国では、世界で初めて作られた子どもや青年向けのホスピス「ヘレン・ダグラス・ハウス」のプレールームを訪問。皇后さまは笑顔で赤ちゃんに歩み寄りました。