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 東京・霞が関の東京地裁・高裁で、庁舎内に用意されたタブレット端末から、その日、どの法廷でどんな裁判が開かれるかが、検索できるようになる。東京高裁によると、全国初の試みで、15日から。1階ロビーに18台のタブレットを配備する。

 高裁によると、1日の来庁者は全国最多の約1万人。これまでは当日の裁判予定が記された紙をとじたファイルがロビーに数冊置かれ、来庁者はそれをめくって、調べていた。ただ、法廷は150以上あり、しばしばロビー付近がファイルの閲覧を待つ人たちで混み合っていた。

 タブレットになると、当日に審理がある高裁や地裁、簡裁、知財高裁の事件について、開廷時間や法廷の場所が検索できる。「殺人」「窃盗」などの罪名や開廷時間などからも検索が可能だ。車イス利用者が閲覧できる高さの低い閲覧台も設け、端末を2台置く。

 高裁は「来庁者の利便性向上を第一に考えた」と話している。しばらくは紙の開廷表もタブレットと併用する予定という。(志村英司)