[PR]

 パレスチナ自治区ガザの若者たちに希望の種を――。イスラエルとの度重なる戦闘で荒廃し、失業率が世界最悪レベルのガザで起業を支援しようと、日本の若手社会人らが12~14日、現地でビジネスコンテストを開催した。来春には日本に招かれ、企業研修などに参加する予定だ。

 昨夏に続いて2度目で、優勝チームには賞金5千ドル(約55万円)が贈られる。今年は80チームから書類選考された10チームが起業のアイデアを説明し、日本やガザの起業家、ビジネスマンらが助言した。

 審査の結果、「家庭用生ゴミからバイオ燃料をつくる機械」を提案したチームが優勝。調理のほか、暖房の燃料などに充てる計画で、「深刻な電力・燃料不足を解決する一助となる」と評価された。地元の大学で機械工学を学ぶ優勝チーム代表のイブラヒム・サバーさん(22)は「ガザでアイデアを広め、ビジネスにつなげたい」と語った。

 ガザの失業率は4割超で、若者層では6割を超える。人口約190万人の約8割が何らかの支援に頼らざるを得ない。ガザの若者の起業を手助けしようと、日本の若手社会人らが昨年8月、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の協力を得て、ビジネスコンテストを初めて開催していた。(渡辺丘)

こんなニュースも