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 15日午後4時50分ごろ、台湾各地で大規模停電が発生した。台湾電力などによると、北部の台北市から南部の高雄市まで、ほぼ全域の17県市で、台湾の全契約世帯の半数にあたる668万戸が停電した。段階的に回復しており、15日中には復旧する見通しという。

 台湾当局によると、人為的なミスで燃料供給が止まり、発電施設が停止した。この日は日中の気温が35度を超す猛暑日で、消費電力が上がったため、供給電力が逼迫(ひっぱく)し、大規模停電につながったとみられる。

 台北では一部の信号が止まり渋滞が発生。地元メディアによると、金融機関の現金自動出入機も止まり、エレベーター内の閉じ込めも多数起きた。一方、台湾の主要産業である精密機器産業などには大きな影響は出ていない模様だ。

 所管する台湾当局の李世光経済部長(閣僚)や台湾電力の責任者は同日夜、急きょ会見して謝罪。李部長の辞任が決まった。現政権の脱原発政策の行方にも影響を与えそうだ。(台北=西本秀

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