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 タイ東北部コンケン県の裁判所は15日、ワチラロンコン国王の経歴に関する外国メディアの報道をフェイスブックで共有したことが不敬罪にあたるとして、コンケン大学の学生、ジャトゥパット・ブーンパタララクサ氏(26)に対し、禁錮2年6カ月の実刑判決を言い渡した。

 ジャトゥパット氏は、クーデター後の軍事独裁体制を批判してきたことで知られ、支持者らは軍政による不敬罪の乱用だとして反発していた。

 関係者によると、同氏は裁判で争ってきたが、15日に一転して罪を認めたという。争っても無罪になる可能性は低く、裁判が長引くだけと判断したとみられている。

 タイでは2014年5月のクーデター以来、不敬罪での摘発が急増。国際人権連盟(本部・パリ)などは今年5月、クーデター以降の3年足らずで不敬罪による逮捕者が100人を超えたと発表した。不敬罪が軍政への批判を封じるために利用されているとの批判も絶えない。(バンコク=貝瀬秋彦)