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 第二の人生に、「起業」を選ぶ中高年世代が増えている。会社勤めで得た人脈や技術を生かす人が多いが、まったく畑違いのビジネスに挑む人もいる。

「退職金の残高見ながら生きるんか」

 午前8時、大阪市生野区の作業場。ドーナツ店「尾鷲(おわせ)山田堂」の山田康夫さん(68)が、妻時代(ときよ)さん(66)と生地を丸く整える。午前5時起床。昼から車で繁華街へ行き、販売する。夕方まで動きっぱなしだ。

 「団塊の世代」終盤の1949年生まれ。小さい頃から、競争を勝ち抜くことを目標に生きてきた。大学卒業後、大手の小売企業に入社。「辞めた後のことは誰も教えてくれなかった」

 定年間近の59歳の時、年上の知人に「会社辞めたらどうするの?」と問われた。「何も考えていない」と言うと、「退職金の残高見ながら生きるんか。一日も早く考えなさい」と諭された。父も90代まで生きた長寿の家系。「ゴールやと思ったら、まだ折り返しやったんか」と気づいた。

 1カ月後に退職。その後、知人…

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