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 第99回全国高校野球選手権大会で、県勢として6年ぶりに初戦を突破した明豊。大阪の宿舎を拠点に練習する選手の洗濯などを、関西の保護者たちが寝る間を惜しんでサポートしている。チームは18日の3回戦を控え、感謝の気持ちは結果で示すと燃えている。

 サポートしているのは、同校野球部の保護者会のうち、大阪府や奈良県など関西圏出身の選手の保護者約30世帯でつくる関西支部のメンバー。夏の甲子園出場が決まると、「洗濯当番」と「球場当番」を作った。

 洗濯当番は、保護者6人ほどが毎日午後7時ごろ、選手35人分の汗まみれのユニホームなど大量の洗濯物を豊中市の宿舎で回収。2人1組でコインランドリーで洗濯して乾燥機にかけてたたみ、その日のうちに宿舎に戻す。

 貝塚谷由美さん(44)は「子どもたちには一つでも多く勝って欲しいから、試合に専念できるよう支えたい」と話す。

 関西出身の選手は普段、別府市で寮生活。貝塚谷さんは最初、大量の洗濯に慣れず帰宅すると日付が変わっていた。「寝不足だけど、普段は会えない息子に会える喜びが大きい」とサポートに精を出す。

 球場当番は選手が練習する球場に連日出向き、けが人が出たときの搬送や氷や飲み物が不足した際の買い出しを担う。練習姿を写真や動画で撮影し、大分県に残る保護者らに送る。

 琉峰子さん(47)は「普段は大分の保護者に頼っているから、お返しできれば」と看護師の夜勤の合間を縫って宿舎などに通う。

 野球部の赤峰淳部長は「慣れない環境の中、細かい部分をサポートしてもらえてありがたい。当たり前と思わず、感謝の気持ちを結果で表したい」と話している。(前田朱莉亜)

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