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 トランプ米大統領は16日、自身のツイッターで「北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は非常に賢く、非常に筋の通った選択をした。別の選択をすれば、破滅的で容認できない事態になっただろう」と述べた。米国と北朝鮮の対立が避けられたことを示唆した。

 北朝鮮は8日付で、新型の中距離弾道ミサイル「火星(ファソン)12」を米グアム島の周囲に撃ち込む計画を検討していると警告する声明を発表。その後、トランプ氏がツイッターで軍事報復も辞さない考えを強調するなど威嚇の応酬が激化していた。

 ところが、正恩氏は14日になって、「米国の様子をもう少し見守る」と述べ、衝突を回避することを模索する考えを明らかにした。トランプ氏の発言は、この正恩氏の動きを指すものとみられる。

 ただ、正恩氏は「軍事衝突を防ぐなら、米国が先に正しい選択をして行動で見せなければならない」とも主張。米国は21日から韓国と合同軍事演習を行い、核・ミサイルに対抗する態勢を強化する予定。演習が始まれば、北朝鮮が武力挑発などを行う恐れもある。(ワシントン=土佐茂生)